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帯状疱疹

気になる皮膚疾患と症状

先生が優しく患部を診察して丁寧に問診しているね。患者さんが水疱を痛がっているみたいだね。もしかすると帯状疱疹かもしれないね。

帯状疱疹とはこんな症状

皮膚に水疱が現れる数日前から体調が悪化し、皮膚にピリピリした痛みや不快感を覚えます。その後、赤い小さな水疱がまとまって現れ、少し触っただけでも痛みがあります。
帯状疱疹の水疱や痛みやかゆみは体の片方に出現することが多いのが帯状疱疹の特徴として知られています。
過労により体力が落ちている時やストレスなどがある(=免疫力が低下する)ときになりやすいといわれています。1回かかった水疱瘡の原因ウイルス(水痘-帯状疱疹ウイルス)が起こす病気です。このウイルスは水疱瘡が治ったあとも神経節などに潜んで休眠し、何年もたってから症状を引き起こすことがあり、年代としては50歳以上の人によくみられる皮膚病です。

おおやま先生からのアドバイス

なるべく早い時期にウイルスの増殖を抑えるため、抗ウイルス薬を内服します。激しい痛みがあるときは鎮痛剤を使用しますが、神経を正常に戻すためにVB12(ビタミンB12)などを服用することもあります。痛みはあっても、皮膚は清潔にして、乾いた状態に保つようにします。

「水ぶくれ」から「かさぶた」になって治まりますが、完治には約3週間から1ヵ月かかり、強い痛みを伴うこともあります。
衣類が触れるだけでもピリピリ痛を感じ、生活に支障をきたすこともありますから、早めに診察を受けて治療しましょう。