ホーム > よくある症状 > 気になる皮膚疾患 > やけど(火傷・熱傷)

やけど(火傷・熱傷)

気になる皮膚疾患と症状

今日の先生は、誤って熱湯を足にかけてしまった患者さんを見ているよ。
先生はすぐにやけど(火傷)の広さや皮膚のどの深さまで熱による影響を受けているかを確認して、治療しているよ。
やけどの治療には冷却・消毒・軟膏治療などがあり、治る時間ややけど(火傷)の深さで「治った後の傷跡の程度」が変わってくるため、一番良い結果を得るために、一定の期間先生の指導を受けて治療していくことを勧めているよ。

やけど(火傷・熱傷)とはこんな症状

やけど(火傷)は、熱による皮膚粘膜の損傷を指していて、高温の液体・固体、火災の他に 40~55°くらいの比較的温度の低い物(湯たんぽなど)との長時間の接触やプラグや コンセントなどとの接触・化学薬品によるものなど身近な環境で起きうる可能性があるらしいんだ。

おおやま先生からのアドバイス

「やけど(火傷)をしてしまった時は何よりもすぐに冷やす(やけどした部位を冷却する)ことが大切です。冷やすことはやけど(火傷)の進行を止め、痛みを抑える効果があります。水道水でもかまいませんので衣服の上からすぐに冷やして下さい。 その際、あわてて衣服を脱がせると、
●熱の作用が持続して深いやけど(火傷)になってしまう
●水ぶくれが破れて痛みが強くなる
●治るのに時間がかかってしまう
ことがあります。 特に小さなお子様の場合、衣服の外のやけど(火傷)に目をとられてしまい、 衣服の下にあるやけどを見逃してしましがちですので注意して下さい。 このように、やけどをしてしまった時は患部を冷やしながら出来るだけ早めに医師の診察を受けることが大切です。

また、やけど(火傷)にならないためには日常の生活の場の危険を少なくして行くことが大切です。特に何事にも興味の多いお子様のいらっしゃるご家庭では色々な工夫でやけどを防ぐことが出来るでしょう。身近な環境で起こりうるケガですので家庭や仕事場の環境を見直し、予防していくことが大切です。