ホーム > よくある症状 > 気になる皮膚疾患 > イボ

イボ

気になる皮膚疾患と症状

今日の先生は、体に突起物ができてしまった患者さんを診ているよ。
突起物ができた体の場所、表面の状態、症状を細かく問診しているよ。
どうやらイボと診断されたようだね。ひとくちにイボと言っても、症状やできてしまった原因によって大きく3つに分類されるんだって。
だから先生は詳しく問診していたんだね。

イボとはこんな症状

硬い突起状で表面がザラザラしているものや、顔や手の場合は表面がなめらかで群れになっているもの、また表面はつるつるしていて光沢がある小さい丘疹で中央がへこんでいるものもある。
足の裏にできると体重に押されて平らになって痛みを伴う。顔や手だけでなく、性器や肛門のまわりにできることもある。

おおやま先生からのアドバイス

「ウィルス性疣贅(ゆうぜい)」と「老人性疣贅」と「水イボ」に分かれるんだね。
主にイボは「ウィルス性疣贅」が多い様だよ。硬い突起状で表面がザラザラしていることが多いんだね。
足の裏にできると体重に押されて平らになって痛みを伴うんだ。
顔や手にできる場合は、表面がなめらかで群れになってできるそうだよ。性器や肛門のまわりにできることもあるんだ。
「老人性疣贅」は皮脂腺の活発なところにできて褐色~黒色に近いんだ。
表面はザラザラしていて加齢とともに増えてしまうんだよ。
「水イボ」は子供にできやすくて表面はつるつるしていて光沢がある小さい丘疹で中央がへこんでいるんだよ。

いぼが出来る原因はなに?
「ウィルス性疣贅」と「水イボ」ではそれぞれできる原因が違います。
「ウィルス性疣贅」の場合は、皮膚や粘膜の小さな傷からヒトパピローマウィルスが入って感染します。
免疫力が低下すると感染しやすくなり、さらに酷くなり治りにくくなります。
手荒れや髭そりあとにもできる場合があります。
皮膚のバリア機能が低下しているときには注意が必要です。
「水イボ」の場合は、水イボができる原因のウィルスへの直接接触で感染します。
アトピー性皮膚炎など皮膚が弱い子供は感染しやすくなります。

治療には液体窒素療法や内服薬などで行います。
治療には多少時間がかかりますが、じっくり継続していきましょう。