ホーム > よくある症状 > 気になる皮膚疾患 > マラセチア毛包炎(マラセチアもうほうえん)

マラセチア毛包炎(マラセチアもうほうえん)

気になる皮膚疾患と症状

今日の先生は患者さんの腕や背中を診ているね。赤いブツブツがたくさん出ているね。何だかニキビみたいだけど、もしかするとマラセチア毛包炎かもしれないね。

マラセチア毛包炎(マラセチアもうほうえん)とはこんな症状

腕や胸部、背部、肩などに出来やすく、軽度のかゆみを伴うことがあります、毛穴に一致してニキビの様に光沢のある赤いブツブツが多発します。ニキビの症状と非常に似ていますがニキビとは発生原因が異なるため、治療法にも違いがあります。
マラセチア毛包炎は、癜風菌(でんぷうきん=マラセチア・ファーファー)の真菌が毛穴で増殖するために生じます。癜風菌はカビの一種です。

おおやま先生からのアドバイス

抗真菌剤の外用薬で治療しますが、外用薬だけで治りにくい場合は内服薬を併用します。また高温、多湿、多汗、不潔などの環境も影響しやすいので、「清潔」「洗浄」「乾燥」などのスキンケアも重要です。

いわゆるニキビ(尋常性ざ瘡=じんじょうせいざそう)としっかり区別することが重要です。体の主要部分にできた治りにくいニキビは、マラセチア毛包炎の可能性があります。
まずはおおやま先生に相談してみましょう。